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                      Sandy Bridge 狂想曲
 

Special Thanks

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昨年の夏、発作的に新しいPCが欲しくなり、お安いセットを物色していた折り、
Sandy Bridgeなる単語が目に留まってしまったが最後、その登場を待ってる間に
物欲を刺激されまくり、「じゃぁ、あれもこれもそれもどれも」とばかりにポチっとな。
久しぶりにお高い買い物をしてしまったと云う、散財三昧の顛末にごさいます。

…この程度でお高い買い物ってんですから、どんだけ貧乏なんだか、俺…orz

 




 
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当初は現在使用中の☆野の筐体を流用し、安上がりに製作しようと思っていたのに、年末に彗星の如く登場した←この筐体、
SilverStone FT03の紹介記事を目にした途端、その見事な変態振り斬新な設計思想に購入を即決したと云う逸品で御座います。

余りに変態斬新過ぎる故、初回ロット分で生産打ち切りの可能性
も有り得ると読み、未だ発売されていない主役である筈のSandy
を差置き、発売日当日(12/28?)に即行ポチったのですが…

三月初旬の状況は各店とも在庫が揃っている様で、順調に売れて追加ロットが入荷しているのか、変態過ぎて売れていないのか、部外者には判断が付き兼ねますが、売れていて欲しいなぁ 

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購入候補のSandyは\24,800程度のものとします。根拠は使用中のPen4_2.4Bを、当時この価格で購入したから。予想価格として、
i52500kが弐萬圓強、2600kが参萬圓強とあり、2500kに決定です。何せ来年にはIvy Bridgeなる代物も控えている様ですので。

年も明けて一月八日、押っ取り刀でwebショップを覗いてみたら、
品切 予約受付中」と。瞬殺状態ですかそりゃないですわorz
しかも購入候補のマザボは、お店に存在すらしていないとわorz
そんなにMSIは人気が無いのかと思ったら 14日に発売とわorz
ブツは潤沢という情報なのに、大人の事情もあるのでしょうか。

まるっと纏めて予約して、漸く届いた部品御一行様で御座います

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後は粛々と組み上げるのみですが、唯一の懸念がこの箇所。
サイドフローのCPUクーラーを使う場合、高さに制限があるとの
ことで、小振りなCOOLERMASTERのHyper TX3 を選択したのですが、それでも余裕は1cm程度。しかもメモリとは接触寸前。
寸法を見切らないと、この筐体を使い熟すのは難しい、とか。

ハードな使い方をする訳ではないので、付属のクーラーで充分な
んですが、そこはそれ、折角の煙突構造筐体なんですし、エアフローを考慮するのも悪くは無いかなぁ、と思って。まぁ、こんなファンが重なり合う状態で、どれ程の効果があるのか不明ですが。

んん?その左側の隙間から僅かに仄見える橙色の物体は…

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と云う訳で、その部分の拡大ショットです。殆どネタスレ状態。

東京にはコンクリートの谷間から、遙かなる霊峰・富士を遠望出来るスポットが少なからず点在するそうですが、我が家には電子情報処理構造物の隙間から、赤富士の如きオレンジドロップを仰ぎ見るスポットが存在していたとは驚きです。いえ、偶然映り込んでいただけ…、いやいや、これは偶然では無いでしょう。

これは放置されて久しいA2134全段差動ppアンプが、未だ完成には程遠い己の身の上を哀れみ、嘆き、呪詛となり、昏く重く厚く
鬱積し、凝り、怨念となって自らの不遇を訴えるべく顕在化した、
アナログ魂の心霊写真だったのです。←もうね、殆ど莫迦野郎状態

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我が筐体内に挿さる唯一の拡張ボード、地デジチューナーです。
煙草の箱大の大きさの基板上に、LSIがドンと載っかる程度の代物で、地デジは映る模様です。CPU業界に負けず劣らず、TV業界も高集積化が進んでいる様です。しかし残念ながら、居間のTVと比べても映りが微妙にシャープさに欠けると云うか。モニタでの調整も、イマイチ微妙で調整し難いと云うか。

本家TV受像機の場合、画像を良くする為の付加機能がてんこ盛りっぽいですので、LSI一個じゃ太刀打ち出来ないのかもしれません。もひとつアレだったのが、モニタの内蔵スピーカーの音質。折角のHDMI接続なのに、音声は光端子でPCから出力するしか無い、その不甲斐無さに全米が泣きじゃくったので御座います。

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SSDやHDDは、マザボの背面の空間に取付です。こんな狭い密閉空間に発熱物体を押し込めるのは明らかに設計ミス…では無く、そのポリシーを具現化する為でしょうから文句は無いです。こんな所にHDDを二台も搭載する方が悪いのです。当初は2TB一台で充分と考えていたのですが、TV録画は一時間当たり8〜10GBもの容量を喰うとのことでStarChannelの存在が気になる身としては、PCデータ用に、保険にもう一台付けときゃ安心かなと。

今までは何となくSeagateだったのですが、今回は日立のHDDとしました。SATA3に対応しているのがこれだけだったので。がんばれ日本!と云う気持ちも有ったのですが、購入早々Western ElectricじゃないDigitalに身売りのニュースが出てくるとは…orz

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と云う訳で、新旧交代之図で御座います。
☆野筐体+AOPEN_AX4PETUBE+Pen4_2.4B+Win_XPという構成で、多分八年の永きに渡り
広大なwebの沃野を徘徊してきたのですが、流石は貧乏人、物持ちが良過ぎです。www
真空管アンプを、而も自分で作るという世界を知ったのも、この真空管搭載マザボの
お蔭だったと思い返せば、その引退にも感慨深いものがあったりなかったりでしょう。

当時は(今も?)静音志向PCが大流行し、爆熱で名を馳せたPen4をファンレスで駆動
したり、グラボもファンを毟り取り、ファンレスに改造しているのが微笑ましいです。
このPCは新PCがクラッシュした時の予備として、再インストし直して保管しときます。

OSのインストも数十分で終了したっぽいです。別のことをしている隙に終ってました。
以前は、fdiskやらformatやらregeditやら、魔法の呪文を駆使して一日掛りだったり、
パーティションの分け方が気に入らないから明日またやり直そうとか、矢鱈手間が掛かっていた
記憶があるのですが、この八年の間に着実に進化し、ユーザーフレンドリーになっている様です。

そして起動!
おぉっ! 馬鹿っ速!!
なんと体感三十秒程度でデスクトップ画面が立ち上がるとは!
この威力は、SSDなのか4コア4スレッドなのかデュアルメモリなのかwin7なのか、
何れの御蔭様なのかは分かりませんが、多分相乗効果でしょうが、素晴しい!
これなら大枚叩いて買い替えた甲斐が有ったと云うものでしょう。
まぁ、今までのが骨董品過ぎたんですが、これで又八年は闘えると云うものです。

それにしてもこの新筐体、SilverStone SST-FT03Bは、キツキツの密度感が堪らんですわ。

 

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兎角人生と云うものは、落とし穴が此処彼処にと相場が決まって
いて、側板の取付という最終段階で見事にハメられました…orz

電源ユニットSilverStone SST-ST40F-ESに付属の電源コード、この筐体側金具が緩くて接触不良気味で、電源が入ったり入らなかったり。これは自作野郎なら常備の予備電源ユニットのコードを流用して解決です。こんなのにクレームしたって、又緩いコードが届くだけでしょうし。そしたら今度は側板が嵌らないときたもんだ。原因は、ユニットのインレットが縦長配置だからケーブルと側板が干渉するんですよ。この鬼仕様 は如何なものかと…
もうね、莫迦でも阿呆でもアボガドでも好きにしてくれと。
結局、薄皮を一枚一枚剥く様に削り込み無理矢理解決ですよ。

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で、やっと完成だと思いつつ側面通風口カバーを取付ようとしたら、又もや筐体内延長電源ケーブルが邪魔をするんです。
この出っ張りがコネクタ部と。そこでまたぶち切れですよ。
あのな、ツメで引っ掛けるだなんてきょうび流行んねーんだよ。

と云う訳で、怒りの勢いに任せて金鋸で、通風カバーの留め部の
干渉部分も迷わず切り捨てる。捨てちゃう。ほら捨てた。…orz

これで我が家のPCは、三代続けて電源部のトラブル続きです。
初代は購入後十数時間で自爆テロ行為、二代目は一年後に沈黙。そして三代目はこの為体。これは呪われているとしか。
ん?いや、逆に考えるんだ。段々と真面になっていると…orz

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完成を祝して早速PCおでおです。お道具は、TDA1541 NOSDAC&付属のPCM2706 USBにLM3886 Aeolusを用い、SPはオクで落とした太古のFostex 8cmフルレンジという構成です。foobar2000も何時の間にやらverが1を超え、見た目も様変わりしていましたが、このspectrum表示、これがwinamp並みに華麗な表示になる日は訪れるのでしょうか…。来ないっぽいですけど来て欲すいなぁ。しかしこの構成では、何か情け無い音しかしません。GX-D90に直接繋げた方が良かったりします。うーん、謎だ。

で、winampとfoobarをwasapi仕様にして聴き比べです。
どうもfoobarの方が良い音に聴こえるんですが、設定かDriverの問題なのかなぁ。とか遊んでいたら、あの3.11を迎えます…







Apocalypseなう





♪ The west is the best とか歌っちゃってるし…
彼の帝國を牛刀で瓦解せしむウィラード大尉の不在が日本にとって致命的なのかなぁ。「朝のセシウム137の匂いは格別だ」とか呟きながらwebサーフィンする日も近いのかなぁ。で、The horror! The horror!でThe EndだったりThe Roadだったりするのかなぁ。

とか、目眩く妄想の合間にも、INTEL様渾身の自作野郎向けサービスで二度も組み上げを楽しんだり、背後にZ68が忍び寄っていたり、Ivy Bridgeは3次元なトランジスタで良く分からんけど何か凄そうとか、じゃあこのトランジスタでアンプを作れば、音像や音場問題も一挙解決じゃね何せ3次元だし、とか、更に妄想を積み上げて現実逃避の日々だったのでした。

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で、これが自爆テロ行為に及んだ、初代・呪われた電源搭載機。
これも☆野だなんて、何て恥ずかしい信者振りで御座いましょ。

さて、このPCにXPをインストして、お手軽におでおPCに仕上げようかと思いましたが、最先端(?)にはVoyage MPDなる代物が君臨しているらしいことを知った莫迦は、身の程を弁えず首を突っ込んでみた途端、挫折してしまいました。

Voyage MPD …それは命令文の羅列の果てに訪れる法悦境…
まぁ、莫迦がググって、初心者向けの優しいご解説サイトを拝読しただけでの印象ですが、いやー、どうしたもんかなぁ。
今更Linuxだなんて、脳味噌が水素爆発してしまいそうです…orz

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さて、懸念のA2134全段差動PPアンプは現在、と云うか当時の
時点で、ドライブ段のパスコンを取付けてアース周りの配線を
施せば凡そ完成という段階だったのですが、昨年末より労働環境が激変してしまい、精神的にも肉体的にも時間的にも余裕が全く無いという有様に…orz。蟋蟀には蟻さんの人生なんて歩めない…でも餓死を覚悟で蟋蟀人生を全うする覚悟も無い…orz。

宛らアイガー北壁の如き越えられない絶壁に阻まれ、停滞している位相反転段の電解コン取付作業ですが、この後には負帰還回路というマッターホルンの絶壁も立ち開かっている為、ならば新訳聖書の刊行まで待とう不如帰、の心境で御座います。それまでの間は、プリント基板で半田付けのリハビリでもと云う予定で…

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